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アルミニウムのバリ取りはなぜ難しい?熟練工の技をFINESYSTEMの特許技術で継承!

アルミ製品のバリ取り作業を手作業で行っている現場の皆さん、「今の精度を維持しながら、どうやって技術を次世代に継承していくか」という課題に直面していませんか。

結論からお伝えすると、この課題を根本的に解決する道は「ロボットによる自動化」と当社では定義しています。

この記事では、アルミのバリ取りが抱える具体的な課題から、自動化への懸念、そしてその懸念を乗り越える解決策まで、包括的に解説しますのでぜひ最後までご覧ください。

アルミのバリ取り現場が抱える3つの課題とは?

アルミ製品のバリ取り現場では、素材特性・精度・人材の3つの側面から課題に直面しています。これらは相互に関連し合い、現場の生産性と品質に大きな影響を与えているのが現状です。

課題①:【素材面】バリが出やすいアルミニウムの特性 

アルミニウムは他の金属と比べて柔らかく、延性が高いという特性を持っていますが、この特性がバリ取り作業を困難にする根本的な原因となっています。

切削工具でアルミを削ると素材が塑性変形を起こし、切りくずが完全に分離せずに残った部分がバリとなります。

「アルミは伸びやすい特徴を持つので、切削加工時にはどうしてもアルミが伸びてバリが発生します」と業界でも指摘されているように、この現象は避けられないものです。

さらにアルミニウムは融点が約660℃と低いため、加工熱によって切粉が刃先に溶着しやすい性質があります。刃先にアルミが付着すると切れ味が落ち、表面が粗くなって新たな微小な凸部が残りやすくなります。

穴あけや端面加工においても、刃離れの瞬間にアルミが引き延ばされ、薄いバリとなって残るケースが頻繁に発生します。このような素材特性起因のバリは避けづらく、アルミ加工者にとって常に頭を悩ませる問題となっています。

課題②:【精度面】品質のばらつきと安定供給の問題

手作業によるバリ取りでは、作業者の技量によって仕上がり品質に差が生じやすくなります。これは熟練工であっても避けられない課題です。

人が行う以上、多少の誤差は仕方ありませんが、その誤差が品質のばらつきになります。人の手による作業には限界があるのです。

特に問題となるのは、以下の点です。

日による仕上がりの差

熟練者でも体調や集中力によって仕上がりに差が出る

作業者間の技量差

新人や経験の浅い作業者では、より顕著な品質差が発生

特定人材への依存

一定の熟練度を持つ作業者でないと品質にばらつきが出てしまう

これでは計画的な生産量の確保が困難になり、増産対応や他ライン展開にも制約が生じます。結果として、安定した製品供給に支障をきたすリスクが常に存在することになります。

課題③:【人材面】人手不足による技術継承の困難さ

バリ取り作業は職人的な勘に依存する領域で、熟練者が長年の経験で培った工具の当て方や力加減をマニュアル化することは極めて困難なのが実情です。

現在、多くの現場で「若い世代への技術伝承が追いつかず、ベテランが退職すると後継者育成が間に合わない」という深刻な問題が発生しています。少子高齢化の進行により、技術を継承する若手人材も限られている状況が拍車をかけています。

さらに、バリ取り作業は3K(きつい・汚い・危険)作業の代表格として若い人から敬遠されがちなため、募集をかけても応募が少なく、バリ取り担当者の高齢化が進行しています。

経済産業省の調査では、製造業の94%以上が人材確保に課題を抱えているとされ、特に地方工場では若年労働者の確保が困難な状況です。このような慢性的な人手不足と高齢化による技術流出が重なり、「このままでは匠の技が消えてしまう」という危機感が業界全体に広がっています。

関連記事:『「人件費+導入コスト」で試算する|バリ取り自動化の投資対効果を解説!

高い精度が求められるアルミワークの例

アルミ部品の中でも、特に高精度なバリ取りが要求される分野では、わずかなバリの残存が重大な問題を引き起こす可能性があります。

自動車・二輪車部品

エンジンやブレーキなどの重要部品において、微細なバリが組立不良や摩耗の原因となります。

バリが残ったままだと部品同士が正確にはまらずトラブルが発生したり、運転中の振動でバリが剥がれて他部品を傷つけ、摩耗を早める原因となります。

航空機・宇宙機器部品

極めて厳しい品質基準が設けられており、わずかなバリが重大事故につながりかねません。アルミ合金製の航空機部品にバリがあると、隣接部品との干渉や機体の安全性に直接影響を及ぼす可能性があります。

建設機械・産業用ロボット部品においては、油圧機器やロボット可動部でのバリ残留がシール不良やリーク事故を招く恐れがあります。特に油圧バルブの通路にバリがあると密閉不良により油漏れを起こし、装置の機能停止や故障につながる危険性があります。

医療機器・精密機器部品

人体に触れる機器においてバリは絶対に残してはならない要素です。

例えばカテーテルの先端にバリがあれば、感染症や組織損傷のリスクが高まります。また、電子精密機器では微小なバリが回路をショートさせ、機器故障の原因となることもあります。

このように、高精度・高信頼性が要求される分野ほど、バリ取りの徹底が安全性と機能性確保のための重要なステップとなっています。

結論:これらの課題を解決するのが「自動化」

上の課題はいずれも人に依存することから生じる構造的な問題です。抜本的な解決を図るには、人手そのものを介さない方法、つまり“自動化”が必要不可欠となります。

業界でも「バリ取りに関しても手動での実施には限界があるため、なるべく人が介在しない方法を模索していく必要がある」との指摘があり、人手不足が深刻化する中で「これまで人が行っていた作業を自動化することで加工時間や人件費を削減できる」という期待が高まっています。

実際、製造業全体で自動化は様々な工程に広がっており、バリ取りも例外ではありません。「人手不足時代においてはバリ取りのやり方自体を見直すことが求められて」いる現在、自動化を検討しない選択肢はもはや存在しないといえるでしょう。

品質面での個人差、人材面での技術継承困難、そして素材特性による避けがたいバリ発生。これらの課題が構造的である以上、自動化するのが抜本的な解決になるというのが現実的です。

バリ取り自動化で直面する2つの大きな懸念

自動化が唯一の解決策だとしても、多くの企業が導入に踏み切れない理由があります。それは品質面と人材面での2つの大きな懸念です。

 

懸念① 手作業と同等以上の精度を維持できるか?

従来のロボットは教えた通りの動きしかできず、ワーク毎の微妙な個体差やイレギュラーなバリ形状に柔軟に対応できないという弱点がありました。

そのため「ロボットで完全にバリ取りするのは不可能」と考えられ、実際には「粗取りだけロボット、仕上げは人」という半自動化止まりが一般的でした。

産業用ロボットは決められた動作を繰り返すのは得意ですが、予想外の形状変化には対応できません。バリの大小や材質のばらつきに応じて、その場で力加減を調整するといった芸当は苦手分野でした。

この結果、多くの現場で「ロボットだけでは細部の仕上げ品質に不満が残り、結局人手で最終仕上げしている」という状況が見られました。

特に問題となるのが、ロボットの動きによる典型的なミスである「空振り」(バリの削り残し)と「えぐり」(削りすぎて製品を傷つける)です。

リジッド機構では空振りが、スプリング機構では反発力によるえぐりが起こりがちで、「空振り・えぐりは必ず出てしまうもの」と諦められてきました。このような背景から、「機械では職人のような繊細な調整ができず、仕上がり精度が落ちるのでは」という懸念を抱く企業が多いのが現状です。

▲リジッド機構の内部

▲スプリング機構の内部

関連記事:『リジッド機構とは?構造から特徴・課題点を詳しく解説!
関連記事:『バネ機構ホルダとは?構造から特徴・課題点を詳しく解説!

懸念② 専門知識を持つオペレーターが必要になるのでは?

産業用ロボットを動かすには、ティーチング(動作のプログラミング)が不可欠です。

しかし、ティーチングは誰でもできるわけではなく、労働安全衛生法で定められた特別教育を受けた担当者のみが実施を許されています。(労働安全衛生規則第36条第31号)

さらに、高い仕上がりを得るには動作プログラムの微調整が必要で、この作業にも相応の時間と工数がかかります。中小企業ではこうしたスキルを持つ人材は少なく、実際に「FA化の担当者がいなくて見送った」というケースも少なくありません。

それだけではなく、ロボットを導入した後もプログラムの保守・改善など継続的な対応が必要になります。社内にそれができる人材がいなければ外部に依存することになり、「トラブル対応の遅れ」や「機械への対応人材不足」が設備導入の足かせとなります。

「せっかく自動化しても、使いこなせなければ宝の持ち腐れでは?」という懸念は、まさに多くの企業が抱える共通の不安になっているわけです。

 

「FINESYSTEMの独自技術」がその懸念を解決します

これらの懸念は確かに従来技術では避けがたい課題でしたが、FINESYSTEMの特許技術と包括的なサポート体制により、これらの問題がすべて解決可能になりました。

特許技術「エアフロート機構」で精度不安を完全解消!

FINESYSTEMが開発したエアフロート式バリ取り機構は、従来のバネ式フローティング機構を大幅に発展させた独自技術です。

この技術の核心は、圧縮エアで工具の押し当て力(フロート力)を制御し、軸元に特許取得の「複数ボールガイド」を配置することで、刃先がワーク形状にスムーズに追従できる点にあります。

これにより、「ここからここまで削る」という最低限のティーチングをするだけで、まるで熟練工の手首のようななめらかな伸縮・傾動動作が可能となりました。

空振り・えぐりをゼロ化

削り残しも製品削り込みも発生しない高精度バリ取りを実現

一定のフロート力

常に安定した力で加工するため、箇所ごとのスプリング交換が不要に

サイクルタイム短縮

ティーチング点数削減により作業効率が大幅向上

労災リスク低減

危険なグラインダー作業から人を完全に解放されます。この特許技術により、従来「不可能」とされていた完全自動化でのバリ取りが現実のものとなっています。

導入から運用まで徹底サポートで人材不安も解消

FINESYSTEMでは、導入からティーチング、アフターサービスまで一括サポートする「一気通貫性」を整えており、企業様に専門人材がいなくても安心して運用できます。

サポート内容:

  • 設計から据付まで
  • ロボットシステムの設計・組立から現地据付、プログラム調整まで専門チームが対応
  • 無償バリ取りトライ
  • 導入前に実際のワークで仕上がり品質や加工サイクルを確認
  • 現場サポート
  • 導入後も必要に応じて現場での操作指導やプログラム修正を支援
  • 一貫提供
  • ロボット導入からツール選定、加工条件設定、ティーチング作業まですべてを対応

そのため新たな専門技術者を抱える負担をかけることなく、スムーズな自動化移行が可能となります!

費用対効果の向上で投資回収も!

FINESYSTEMの自動化ソリューションでの高品質かつ安定した加工により不良や手直しを激減させるため、歩留まり改善による以下のような効果が期待できます。

バリ取り工数の”約83%”を削減:当社バリ取りシステムの導入により、バリ取り作業にかかる作業時間を「24分」から「4分」に削減。

生産ラインの効率改善:前工程に合わせてバリ取りロボット・バリ取りセルのサイクルタイム(生産スピード)を調整し、1人で2台のバリ取りロボットセルを担当できるようになりました。

健康障害リスクを大幅軽減:当社システムでバリ取りを自動化したところ、「腱鞘炎や塵肺症などの症状を訴える社員数が0件になった」という事例も!

アルミニウムバリ取りの自動化ならFINESYSTEMにお任せください

本記事でも紹介した通り、当社は「以前導入していたけれど、諦めてしまった…」という企業様の悩みを踏まえて、今日まで研究・開発を行ってきました。そのため、

  • 進化したロボットは気になるけど、また同じ結果にならないか心配…
  • 自社製品のバリ取りを自動化できるのか…

といった不安を解消すべく、実際の「お客様の製品・ワーク」を利用した「事前トライ」を承っております。

実際に加工した際の品質はどうか?
サイクルタイムをどのぐらい削減できるのか?

なども踏まえて解決策をご提案いたしますので、まずはお気軽に事前トライにてご相談くださいませ。

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金属バリ取りはなぜ難しい?理由や実際の「バリ取り方法」を解説

そもそも「バリ取り」って何? バリとは、金属加工や樹脂(プラスチック)加工の過程で発生する、突出部や余分な部分を指し、一般的には不規則で鋭角な形をしています。また金属の鋳造や樹脂の射出成形のような「型」を利用した加工においても、バリは発生します。 このときのバリの発生原理としては、鋳造や成形中に型の合わせ目や部品と型の間隙から材料が漏れ出し、その部分が固まり、型などの合わせ目に沿った形状のバリとして現れるのです。   <金属の切削加工バリとアルミダイキャストの成形バリの例> 切削や成形の他にも溶接や表面処理などさまざまな場面でバリは発生しますが、部品の精度向上・利用者へのケガ防止などのためにも、必ず取り除くべき存在とされているのです。 発生したバリを除去する工程を「バリ取り」といいます。 下記記事では「バリ取り」についてより詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。 関連記事:『バリ取りって何?「バリ」の発生原因から行う理由・方法まで詳しく解説!』 金属のバリ取りが難しい「5つ」の理由 ①:他素材と比べて「硬さ・強度」が高いから 金属の「硬さ」「強度」は、金属バリ取りを難しくさせる大きな要因です。 特に、硬度が高い鋼やチタンなどを含む合金の場合、一般的なヤスリなどの工具では簡単には削除できない固いバリが形成されることがあります。 また、金属の硬度によっては、工具の摩耗が激しくなり、頻繁な交換が必要になることもあるのです。 ②:「バリの種類」がさまざまだから 金属製品は加工方法によってそれぞれ異なる種類のバリを生じます。 例えば鋳造であれば、金属が型に流し込まれる際、型の細かい隙間から微細なバリが生じ、これらのバリは非常に小さく、取り除くのに工夫が必要です。 また切削では、刃物や砥石が素材を削り取る際にバリが生じることがあり、形状が複雑なバリが発生しやすいです。 このように金属製品の「加工方法・製造過程の違い」によって、さまざまな形状のバリに対応していかなければいけないのです。 ③:「精度・品質」の要求値が高いから 金属製品はその強度から、自動車部品や医療器具などの精密機器の製作にもよく利用されます。 当然これらは「精密機器」なわけですから、バリの削り残しはあってはならず、確実にバリを取り除かなければいけません。 もちろん、バリの削り残しは「製品の安全性」にも直接関係するため、上記のような精密機器の場合では、微細なバリひとつが人間に被害をもたらす場合すらあるのです。 そのため、バリ取り作業も非常に慎重に行う必要があり、作業者の経験や熟練の技術が不可欠となってくるのです。 ④:バリ取り技術に限界があるから バリ取りにもさまざまな方法がありますが、もちろんそれぞれ、バリ取りできる範囲には限界があります。 手作業によるバリ取りであれば、機械では難しい作業ができますが、非常に労力がかかり、精度も「作業者の技術」に大きく依存する上、大量生産には向いていません。 機械によるバリ取りであれば、製品形状の変化などに対して柔軟な対応が難しく、細かいバリや複雑な形状のバリの除去が困難です。 このように目的や製品に応じた適切なバリ取り方法を選択することが、金属バリ取りを難しくしている要因でもあるのです。 そのため近年では、バリ取り機を「ロボット」に置き換え、バリ取りの自動化を行っている企業も増えつつあります。 ⑤:バリ取り自体が「危険な作業」なため 手作業によるバリ取りでは、切削工具(ベルトサンダー、ハンドリューター、ヤスリ)などが使用されますが、バリや工具で手を切るなど、作業者が怪我のリスクを伴います。 研磨材を使用したバリ取りでは、微細な粉塵が発生することがあり、これが呼吸器系の健康問題を引き起こす可能性もあるわけです。 そのため「効率と安全のバランス」を取りながら、バリ取り品質を確保することが、バリ取り工程における大きな課題となっているのです。 下記記事では、金属とあわせてバリが発生しやすい「樹脂(プラスチック)バリ」の特徴について詳しくまとめていますので、金属バリについてお悩みの方は、下記記事もあわせてご覧ください。 関連記事:『樹脂(プラスチック)バリ取りはなぜ難しい?樹脂向けの「バリ取り方法」を解説』 金属のバリ取り方法とは? 金属製品のバリは、樹脂などのバリと比べて硬いため、より丁寧にバリ取りする必要があります。 ここからは金属製品のバリ取り方法について、詳しく解説していきます。 手作業によるバリ取り 手作業工具(やすりやスクレーパー、研磨ベルトなど)を使った、最も一般的なバリ取り方法です。 人の手で直接除去するため、確実にバリを取り除ける反面、人件費や出来栄えが「作業者の腕」次第で変わってきてしまうのがデメリットといえるでしょう。 機械によるバリ取り マシニングセンタや複合旋盤などの機械に、カッターやブラシなどを取り付けてバリ取りする方法です。機械によるバリ取りでは、品質にバラツキがなく効率的にバリを除去でき、全体の加工時間を短縮できるメリットがあります。 一方で、一台で「すべてのバリ取り」ができるとは限りませんので、いろいろな種類のバリ取り機を導入しなければならない、といったデメリットもあります。 ロボットによる自動バリ取り 近年では、ロボット技術を利用した「バリ取りの自動化」を行うケースも多くなってきました。 これまでロボットを使ったバリ取りというと、大掛かりな機械の導入が必要なことが一般的でしたが、小型ロボットを使用すれば、大掛かりな設備準備の必要もなく、経済的にバリ取りを自動化できるようになりました。 またこれまでのバリ取り機では、製品形状に追従しないため熟練工の手作業によるバリ取りと同等の品質を提供することが難しいという課題がありましたが、近年では技術進歩により、ロボットによるバリ取りでも、「熟練工の技」に匹敵する品質を実現できるようになってきたのです。 関連記事:『バリ取りロボットで作業を自動化!導入費用やメリットまで詳しく解説!』 参考記事:『金属加工の「バリ」とは?発生原因やバリ取りの方法、抑制のコツを解説|さくさく株式会社』 FINESYSTEMの「バリ取り自動化」技術で 金属製品のバリ取りに大きく貢献! 本記事でも解説した通り、金属製品のバリ取りは、ミリ単位の削り残しや、金属独自の「硬度」にも対応すべく、基本的には手作業で行われるのが一般的でした。 しかし近年では、バリ取り工具やバリ取りロボット技術の進歩により、金属のような硬い材質であっても、ロボットによるバリ取りの自動化が行えるようになりました。 また、バリ取り自動化を前向きに検討されている企業の中でも、 自社でできるかわからない… 導入後のプログラミング(ティーチング)ができる技術者がいない… ロボットに熟練工レベルの仕上がりが再現できるのか不安… などのお悩みから、導入を諦めてしまう企業様も少なくありません。 FINESYSTEMでは、ロボットを活用したバリ取りに関するあらゆる自動化で、お客様のお悩みを解決し生産性向上のお手伝いをします!「無償バリ取りトライ」も行っており、事前にバリ取り品質をご確認いただけます。 バリ取り自動化を検討しているが、どこに依頼すべきか分からない 自社製品に見合ったクォリティが出せるか、確認してから依頼したい 導入から保守まで全部お任せしたい 上記のような内容でお悩みなら、ぜひ一度お問合せくださいませ! >>お問い合わせはこちらから >>バリ取り・RBハンドリングのトライのご相談はこちらから 下記記事では、FINESYSTEMの自動バリ取りの品質が高い秘密「フローティング機構」について詳しく解説していますので、バリ取りロボットの導入をご検討中の方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください! 関連記事:『フローティング機構とは|バリ取り自動化に向けて知っておきたいこと』

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鉄(鋼)ワークのバリ取り課題に「自動化」で応える!FINESYSTEM発の特許技術を詳しく解説!

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鉄素材の部品やワークを熟練工が一つひとつ仕上げている企業様も多いのではないでしょうか。 重く硬いワークに向き合いながら、現行の仕上がり精度を落とさず、その“職人技”を次世代へどう継承するか…、そうお考えの企業様も少なくないと思います。 本記事では、“鉄のバリ取り”ならではの課題(硬度ゆえの工具摩耗や火花対策、作業者の負担増など)から、それらを解消するかもしれない「バリ取り自動化」について、詳しく解説していきます! そもそも:「鉄製品のバリ取り」で起こっている課題 【素材面】鉄が生む“しつこい”バリが、熟練工の作業量を増やす 鉄(炭素鋼・合金鋼を含む)はアルミなどと比べて硬度が高く、切削中に発生したバリが母材と強固に“一体化”しやすい性質があります。工具が逃げるたびに生じる「押しつぶされたまま残るバリ」は、単にエッジに残るだけでなく微細なクラックの温床となり後工程の強度トラブルを引き起こす要因にもなります。 また鉄は加工時の発熱が大きく、刃先が高温高荷重にさらされるため、「工具摩耗の進行→切れ味低下→バリ発生量の増加」という悪循環が起こりがちです。 さらに酸化被膜(ミルスケール)が付着したまま切削するとスケールとバリが複合化し、通常の面取り工具では除去しきれない“二層構造バリ”が残ることもあります。 こうした鉄特有の頑固なバリが加工現場の大きな課題となっています。 【精度面】工具摩耗・熱変形で「サイクルタイム厳守」が難しい アルミと異なり、鉄のバリ取りでは工具の摩耗度合いが仕上がり品質に直結します。少しのダレでもエッジに段差や残留バリが生じやすいため、 工具交換タイミングの見極め 加工熱によるワーク寸法の微妙な伸縮補正 「冷却・潤滑」の最適化 といった管理が一つでも崩れると、即"寸法ばらつき”として出てしまいます。 さらに高張力鋼やステンレスなど鋼種が混在するラインでは、硬度や熱伝導率の違いにより設定パラメータを細かく切り替える必要があり、段取り替えの頻度増→歩留まり低下を誘発するリスクもあります。 結果として計画的なサイクルタイム遵守と量産対応のバランスを取ることが難しく、生産計画の乱れにつながりやすいという課題が存在しています。 【人材面】“職人技の継承”が間に合わない 特に鉄のバリ取りは火の粉・騒音・重量物ハンドリングが伴うため、若手から敬遠されがちです。 結果、熟練者の高齢化と若年層の人手不足が同時に進行しており、属人的な手仕上げノウハウが十分に伝承されないまま埋もれてしまうケースが増えています。 また当社(FINE SYSTEM)が開発するような「バリ取り自動化システムの導入」を検討される企業様も増えてはきましたが、「ロボットのプログラムを最適化できる人材がいない」という抜本的な人材面の課題もあるのです。 高い精度が求められる鉄ワークの例 上で挙げたような課題を抱えつつも、鉄製品は以下のような「高い精度を求められるワーク・製品」を製造するケースが多いです。必要とされる技術も踏まえて、詳しく見ていきましょう。 自動車・建機の駆動系部品 主に車のギアやクランクシャフト、インジェクションノズルなど高荷重下で噛み合う部品では、わずかなバリが歯面圧や潤滑油膜を乱し、早期摩耗や騒音発生につながります。 しかも鉄バリは硬度が高いため、運転中に剥離すると相手材を引っかき、異常摩耗を加速させるリスクがあります。 鉄道・発電タービン関連部品 車輪フランジやタービンブレード基部のように高速回転・高温環境で使用される鉄系部材では、バリが疲労亀裂や振動源となり、長寿命設計を阻害します。 表面硬化処理を行う前にバリを除去しないと処理ムラが生じ、寿命予測が大きく外れる恐れもあります。 油圧・空圧バルブ/産業ロボット関節部 鋳鉄やダクタイル鋳鉄で成形される流路・シリンダブロックは、鋳巣の縁に鋭利なバリが残りやすく、シール面を傷付けて内部リークを誘発します。 鉄バリが流体に混入すると異物噛み込みによるステッキング現象※を招き、ロボットの停止や建機の作動不良につながりかねません。 ※本来分離しているべきものがくっついてしまう・絡んでしまう現象のこと 医療・精密測定機器のステンレス部品 特に手術器具や精密治具ではバリは切創・感染の直接要因になりますので、特に細心の注意を払う必要があります。 近年は鉄がそのまま使用されるというよりも、「硬質ステンレス鋼」などが使われるようになりましたが、これらの研削熱で酸化皮膜が厚くなるため、機械的なみがきだけでなく電解やブラストの組み合わせで完全除去する必要があります。 このように鉄ワークは精密さが求められるワークが多い上に、硬度・発熱性、ときには磁性といった素材特性が、バリ残しの原因をつくってしまうのです。 これらの課題を抜本的に解決するために「バリ取りの自動化」をご検討いただく企業様も増えてきました。ではなぜまだ業界的に“完全自動化”が進んでいないのでしょうか? ここからさらに詳しく解説していきます。 なぜ鉄バリ取りは「完全自動化」が進まない? 理由1:精度面の心配(導入後に「精度が低い…」となりそう) 上でも解説した通り、鉄・鋼製品はサイクルタイム改善よりも「精度を担保すること」が最重要です。 従来の産業用ロボットは、ティーチングした軌道をトレースするだけなので、部材の板厚ばらつきや、溶接後の熱歪みといった微妙な寸法変化への追従が苦手でした。その結果、多くの工場では自動化していたとしても、 粗削り:ロボットで大まかに削る 仕上げ:職人が最後に、手ヤスリやエアグラインダで微細バリを除去 という「ハイブリッド運用」がほとんどです。 理由2:そもそも「ロボットを動かす人材」がいない 鉄用バリ取りでは切削条件の“窓”が狭いため、回転数・送り量・潤滑量を細かく合わせないと工具摩耗が一気に進みます。ティーチングも単に座標を教えるだけでなく、「どこでどれだけ押し付けるか」「回転数をどのタイミングで落とすか」といったプロセスデータまで調整する必要があります。 ここで問題になるのが、“ロボットと金属加工の両方を理解した人材”の不足です。 導入初期:軌道の設定・力制御の最適化・安全柵のレイアウト 設計稼働後:工具摩耗や材質変更に応じたパラメータ微調整、突然のセンサ汚れへの対応 これらを社内で完結できない場合、「ベンダーに連絡→技術者派遣→再調整」という流れになり、「ラインが止まる=生産性が下がる」リスクが出てきます。 実際「自動化したフロー(マシン)を調整できずに手戻りした」という声もよく聞きます。 関連記事:『「人件費+導入コスト」で試算する|バリ取り自動化の投資対効果を解説!』 FINESYSTEMの答えは、 熟練工レベルの「バリ取り自動化」の開発! そもそも熟練工がロボットに勝る理由は、“己の感覚”を作業に落としこめること。当社はバリ取りロボット最大の課題である「空振り・えぐり」をゼロにするためには、ロボットにも”感覚作業に近い動き”をさせることが重要と定義づけました。 そこで設計・開発したのが、FINESYSTEM特許技術である「独自のエアフロート機構」です。 独自エアフロート機構搭載、『AFシリーズ』の特徴 当社が開発したエアフロート機構の最大の特徴は、圧縮エアで工具の押し当て力(フロート力)を制御しつつ、ホルダー内部に「複数ボールガイド(特許技術)」を採用することで、刃先をワーク形状に滑らかに追従させられる点にあります。 この技術により、「ここからここまで削る」という最低限のティーチング(教示)を行うだけで、まるで熟練工の手首のように工具が伸縮・傾動し、複雑な鉄部品の形状にも自在に対応したバリ取り動作が可能となりました。 そのため、 空振り・えぐりをゼロに: バリの削り残しも製品の削り込みも一切発生しない、高精度なバリ取りを実現します。 フロート力を常に一定に保持: 常に安定した力で加工できるため、部位ごとにスプリングを交換する必要がありません。 サイクルタイム短縮: ティーチング(教示)点数を削減することで作業効率が大幅に向上し、自動化セル全体のサイクルタイムも短縮します。 健康障害リスク低減: 作業者を危険なグラインダー作業から完全に解放し、手作業による腱鞘炎や粉じん障害などのリスクを大幅に低減します。 上記のような従来ロボットでは「不可能」とまで言われた鉄部品バリ取りの完全自動化を実現しました。 その他の作業も「完全自動化」を実現! バリ取り作業はもちろん、ロボットを利用する上で欠かせない、 フロート圧の変更 工具(ツール)交換 これらの作業も、電空レギュレータやATC(工具自動交換システム)を用いることですべて自動化。これにより“ロボットそのものの操作”さえも人の手を一切介入させない、本当の意味での「バリ取り完全自動化」を実現させました。 その他「サイクルタイム向上」や「労災リスク」も低減! 当社製品を導入いただいたお客様の中には、手直し削減によるサイクルタイム向上や、労災リスクが大幅低減したという声もいただいています。 実際にいただいた企業様の声 バリ取り工数を約83%削減 1ワークあたりのバリ取り作業時間を24分から4分へ短縮した事例があります。大幅な工数削減により、生産性が飛躍的に向上しました! 生産ラインの効率改善 1人で2台のバリ取りロボットセルを担当できるようなったため、人員あたりの生産性が向上しました! 健康障害リスクの大幅低減 腱鞘炎や塵肺症などの症状を訴える社員数が0になりました! 鉄をはじめ「アルミ・合金・ダイキャスト」も可能! まずは「事前トライ」で課題感をお聞かせください! 本記事でご紹介した通り、当社は「以前、自動化に挑戦したものの諦めてしまった…」という企業様の声を踏まえ、鉄バリ取り自動化の課題解決に向けて日々研究・開発を重ねてまいりました。そのため、 進化したロボットに興味はあるけれど、また同じ結果にならないか心配… 自社の鉄製品のバリ取り、本当に自動化できるの? といった不安をお持ちでしたら、ぜひ実際の「お客様の製品・ワーク」を使用した事前トライをご検討ください。 実際に加工した際の仕上がり品質はどうか、サイクルタイムをどのくらい短縮できるか。こうしたポイントも含めて最適な解決策をご提案いたします!

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鋳造・鋳鉄製品の「切断ツール」について|種類からワーク別の推奨製品まで紹介

鋳造・鋳鉄製品の「切断ツール」について|種類からワーク別の推奨製品まで紹介

鋳造・鋳鉄ワークにおける「切断」とは? バリ取りにおける「切断」とは、鋳造製品の湯口(原料の流し込み口)部分に残る“突起”を切断することなどを指します。 本記事では、バリ取り自動化の第1フェーズ「切断」で使用するツールについて詳しく解説していきます。 切断ツールの種類 まずは切断で使用されるツールについてです。 切断は「削る」というよりもワークそのものをばっさりカットしますので「大型刃物」のようなツールが使用されます。詳しく見ていきましょう。 1. ダイヤモンドディスク 表面にダイヤモンド砥粒が付いた研削ディスクで、主に鋳鉄・鋳鋼などの硬い素材の切断に用いられます。   ただし切断中に過熱や振動が発生するため、鋳鉄よりも柔らかいアルミ鋳造素材には、次に紹介する「チップソー」が利用されます。 鋳鉄とアルミダイキャストの違いについては、こちらで詳しく解説しています。 関連記事:『ダイキャスト(ダイカスト)とは|鋳造との違いや製品事例も解説』 2. チップソー チップソーは先端に「超硬チップ」が取り付けられた丸ノコギリ式のツールです。 丸ノコギリが高回転するため金属の切断に向いている上、ダイヤモンドディスクのような発熱も少なく、アルミダイキャスト等のワーク切断で利用されます。 ◯ チップソーの構造 3. 切断砥石 切断砥石は、砥石の円周部で金属をカットするディスクカッターです。 高速回転によって大きな切断力を発揮し、厚みのある金属にも対応できるため、大量生産ラインにも適しています。 ただし摩耗が激しいため、定期的な交換・管理が必要になります。 4. 超音波カッター 超音波カッターはツール先端の刃物を微振動させることで、切断を行います。主な切断ワークは「樹脂製品」で、上で紹介したような工具では切除が難しい際に利用されます。 ◯ 切断ツールと対応素材   アルミ製品 (ダイキャスト含む) 鋳鉄 ステンレス 樹脂・ゴム 砂型 ツール ダイヤモンドディスク - 〇  - - - チップソー 〇 × × - - 切断砥石 △ △ △ △ - 超音波カッター × × × 〇(ゴムは×) × 「切断自動化」の注意点 ツールは消耗品 切断ツールは「消耗品」ですので、定期的な交換が必要です。 また消耗具合もワークの特徴や運用方式によっても異なりますので、交換頻度は運用してみないことには分かりません。 “高トルク”が必要 特に金属切断の場合は、ツールの性能はもちろんマシン側のトルクと剛性も必要です。 バリ取りの自動化では「切断 〜 仕上げ加工」までを“バリ取り”と呼んでいますが、切断で必要なトルクと、微細な仕上げを行う際のトルク出力は“全く”異なります。 ですので基本的には、 切断用ロボット 荒加工ロボット 仕上げ加工用ロボット と、必要なトルク出力に合わせた「複数のバリ取りマシン」を導入いただく必要があります。 FINESYSTEMの「AFシリーズ」なら“切断〜仕上げ”まで1台で完結! バリ取りでは通常、「切断」「荒加工」「仕上げ」の工程毎に専用機を用いたり、部分的に職人が手作業で加工を行うのが主流ですが、当社システムでは全加工工程を”ロボット”で完結。 ボトルネックとなっていた加工工程をシームレスに自動化することで、人的コストの削減だけでなくサイクルタイムの大幅短縮を実現します。 また実際の「お客様の製品・ワーク」を利用した「事前トライ」を承っております。 実際に加工した際の品質はどうか? サイクルタイムをどのぐらい短縮できるのか? なども踏まえて解決策をご提案いたしますので、まずはお気軽に事前トライにてご相談くださいませ。 >バリ取りトライのお申し込みはこちらから!

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ダイキャスト(ダイカスト)製品にバリは発生する?バリ取り方法も詳しく解説!<!--112公開用-->

ダイキャスト(ダイカスト)製品にバリは発生する?バリ取り方法も詳しく解説!

そもそも「バリ」とは? バリとは、金属加工や樹脂(プラスチック)加工の過程で発生する、突出部や余分な部分を指し、一般的には不規則で鋭角な形をしています。 JIS規格: JIS B 0051では「かどのエッジにおける、幾何学的な形状の外側の残留物で機械加工または成形工程における部品上の残留物」と定義されています。例として、金属を切削したり圧力をかけて成形したりするときに、素材が伸びながら引き裂かれていく過程でバリが形成されます。 <アルミダイキャストのバリの例> バリは、成形の他にも切削加工や溶接箇所、表面処理などさまざまな場面で発生しますが、部品の精度向上・利用者へのケガ防止などのためにも、必ず取り除くべき存在とされているのです。このような突出部や余分な部分を除去する工程を「バリ取り」と呼んでいます。 下記記事では「バリ取りの必要性」について、より詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください! 関連記事:『バリ取りって何?「バリ」の発生原因から行う理由・方法まで詳しく解説!』 ダイキャスト(ダイカスト)製品の「バリ取り」が難しい理由 そもそもダイキャスト(ダイカスト)とは、アルミニウムや亜鉛、マグネシウムなどの非鉄金属合金を溶かした状態で、高速・高圧で金型に流し込んで成形する「鋳造法」のひとつです。圧力をかけて成形することから、金型によっては、複雑で精密な形状を成形できることが大きなメリットとされています。 一方でダイキャストのバリ取りは、形状や材質によって削りやすさ・硬さが異なるなどの細かな調整が必要なため、一般的な金属製品や樹脂製品よりも難しいのです。 「そもそもダイキャストって何…?」という方は、下記記事でダイキャストについて詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。 関連記事:『ダイキャスト(ダイカスト)とは|鋳造との違いや製品事例も解説』 ダイキャスト製品にバリが発生する要因 型合わせ不具合によるバリ 先にも述べたように、ダイキャスト(ダイカスト)とは、アルミニウムや亜鉛、マグネシウムなどの非鉄金属合金を溶かした状態で、高速・高圧で金型に流し込んで成形する「鋳造法」のひとつです。型合わせ不具合によるバリは金型の噛み合わせ部分に生じる隙間に材料が流れ込むことで形成されるバリです。 例えば、アルミ材料を用いる場合、650℃以上の高温で成形しますが、想定外の変形等が発生したとき、型の合わせ面に隙間ができます。この隙間に材料が流れ込み、余分な部分が形成されてしまうのです。 かじりによるバリ 製品を離型する際、製品が引っ張られてちぎれた状態になってしまうことでもバリが発生します。 これは抜き勾配が不充分であることや、角Rが小さすぎることにより、金型から製品を取り出す際に、製品がちぎれてしまう状態になり、その部分がバリとして発生してしまうのです。 成形機の選定ミスによるバリ 成形時の型締力が不足すると金型が開いてバリの発生原因となってしまうため、適切な成形機を選定することが必要です。 製品の重量やサイズに合わせて成形機を使わなければ、バリが多く発生します。 ダイキャスト(ダイカスト)製品のバリ取り方法は? 手作業バリ取り 手作業バリ取りでは、ベルトサンダーやハンドリューター、ヤスリなどが使用され、製品の表面を滑らかに仕上げるために行われます。 手動バリ取りは、製品の微細な部分に対しても高い精度と細やかな調整が可能なため、ダイキャスト製品のバリ取りでも重宝されている方法です。 下記記事では手作業でのバリ取りについてより詳しく解説していますので、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください! 関連記事:『手作業でのバリ取りのコツは?作業時のポイントからおすすめ工具まで解説!』 機械バリ取り 機械バリ取りには、主にバレル研磨、ブラスト研磨、ベルト研磨などといったバリ取り方法があります。 これらは、現代のダイキャスト工場でも広く採用されており、特に大量生産を行う小型のアルミ合金ダイキャスト製品に適している方法です。 例えばバレル研削は、製品と研磨材を特殊な容器に入れ、かき混ぜた際の摩擦でバリを除去し、サンドブラストでは高速で砂などの研磨材を吹き付けることで表面を滑らかにし、バリを取り除きます。 ベルト研磨は研磨材が塗布された研磨ベルトを高速回転させ、そのベルトに製品を当ててバリを削ります。機械バリ取りには、材質、形状、サイズ、生産量、最終的な表面仕様により様々な方法があります。 トリミングバリ取り ダイキャスト製品では、金型(プロダクションダイ)の接合面から微細な金属がはみ出ることでもバリが発生します。 そこで、ダイキャスト製品に適した「バリ取り用のパンチ」と「プロダクションダイ」の連携によるトリミングを行うことで、単純な切り離し(パーティング)面を持つダイキャスト製品のバリを簡単に取り除くことができ、手作業バリ取りに比べて非常に効率的にバリを取り除くことができるのです。 一方で、手作業や機械による入念な削り残しのチェックが行われない方法でもあるため、手作業や機械での仕上げバリ取りと組み合わせることで、より高度なバリ取りを実現できます。 バリ取りロボットによる「自動バリ取り」 自動バリ取りの原理は、手動で行う方法と基本的には同じですが、大きな違いは、文字通りバリ取り作業を「人の手からロボットへと変えること」にあります。バリ取りロボットは、プログラミング技術によってバリ取り作業が自動で行えるようになります。 具体的には、圧力と速度を適切に調整することで、手作業バリ取りよりも効率的で精密なバリ取りが可能になり、工数削減にも寄与するのです。 またこれまでロボットによるバリ取りは「手作業よりも精度が低いもの」とされてきましたが、近年ではバリ取り工具やプログラミング技術の発展により、熟練工同様の精度のバリ取りをロボットできるようになったのです。 下記記事ではロボットによる「バリ取り自動化」について、メリット・デメリットも踏まえてより詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください! 関連記事:『バリ取りロボットで作業を自動化!導入費用やメリットまで詳しく解説!』 参考記事:『アルミニウムダイカスト部品のバリ取りの4つの方法』 FINESYSTEMなら、バリ取り自動化における 導入からティーチングまで一括サポート! これまでダイキャスト製品のバリ取りをロボットで自動化するためには、ロボット設置やロボットティーチング(プログラミング)などの専門的な知識のある人材が必要とされてきました。 そのため、バリ取り自動化を前向きに検討されている企業の中でも、 自社でできるかわからない… 導入後のプログラミング(ティーチング)ができる技術者がいない… ロボットに熟練工レベルの仕上がりが再現できるのか不安… などのお悩みから、導入を諦めてしまう企業様も少なくありません。 FINESYSTEMでは、ロボットを活用したバリ取りに関するあらゆる自動化で、お客様のお悩みを解決し生産性向上のお手伝いをします!「無償バリ取りトライ」も行っており、事前にバリ取り品質をご確認いただけます。 バリ取り自動化を検討しているが、どこに依頼すべきか分からない 自社製品に見合ったクォリティが出せるか、確認してから依頼したい 導入から保守まで全部お任せしたい 上記のような内容でお悩みなら、ぜひ一度お問合せくださいませ! >>お問い合わせはこちらから >>バリ取り・RBハンドリングのトライのご相談はこちらから

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アルミニウムのバリ取りはなぜ難しい?熟練工の技をFINESYSTEMの特許技術で継承!

アルミニウムのバリ取りはなぜ難しい?熟練工の技をFINESYSTEMの特許技術で継承!

アルミ製品のバリ取り作業を手作業で行っている現場の皆さん、「今の精度を維持しながら、どうやって技術を次世代に継承していくか」という課題に直面していませんか。 結論からお伝えすると、この課題を根本的に解決する道は「ロボットによる自動化」と当社では定義しています。 この記事では、アルミのバリ取りが抱える具体的な課題から、自動化への懸念、そしてその懸念を乗り越える解決策まで、包括的に解説しますのでぜひ最後までご覧ください。 アルミのバリ取り現場が抱える3つの課題とは? アルミ製品のバリ取り現場では、素材特性・精度・人材の3つの側面から課題に直面しています。これらは相互に関連し合い、現場の生産性と品質に大きな影響を与えているのが現状です。 課題①:【素材面】バリが出やすいアルミニウムの特性  アルミニウムは他の金属と比べて柔らかく、延性が高いという特性を持っていますが、この特性がバリ取り作業を困難にする根本的な原因となっています。 切削工具でアルミを削ると素材が塑性変形を起こし、切りくずが完全に分離せずに残った部分がバリとなります。 「アルミは伸びやすい特徴を持つので、切削加工時にはどうしてもアルミが伸びてバリが発生します」と業界でも指摘されているように、この現象は避けられないものです。 さらにアルミニウムは融点が約660℃と低いため、加工熱によって切粉が刃先に溶着しやすい性質があります。刃先にアルミが付着すると切れ味が落ち、表面が粗くなって新たな微小な凸部が残りやすくなります。 穴あけや端面加工においても、刃離れの瞬間にアルミが引き延ばされ、薄いバリとなって残るケースが頻繁に発生します。このような素材特性起因のバリは避けづらく、アルミ加工者にとって常に頭を悩ませる問題となっています。 課題②:【精度面】品質のばらつきと安定供給の問題 手作業によるバリ取りでは、作業者の技量によって仕上がり品質に差が生じやすくなります。これは熟練工であっても避けられない課題です。 人が行う以上、多少の誤差は仕方ありませんが、その誤差が品質のばらつきになります。人の手による作業には限界があるのです。 特に問題となるのは、以下の点です。 日による仕上がりの差 熟練者でも体調や集中力によって仕上がりに差が出る 作業者間の技量差 新人や経験の浅い作業者では、より顕著な品質差が発生 特定人材への依存 一定の熟練度を持つ作業者でないと品質にばらつきが出てしまう これでは計画的な生産量の確保が困難になり、増産対応や他ライン展開にも制約が生じます。結果として、安定した製品供給に支障をきたすリスクが常に存在することになります。 課題③:【人材面】人手不足による技術継承の困難さ バリ取り作業は職人的な勘に依存する領域で、熟練者が長年の経験で培った工具の当て方や力加減をマニュアル化することは極めて困難なのが実情です。 現在、多くの現場で「若い世代への技術伝承が追いつかず、ベテランが退職すると後継者育成が間に合わない」という深刻な問題が発生しています。少子高齢化の進行により、技術を継承する若手人材も限られている状況が拍車をかけています。 さらに、バリ取り作業は3K(きつい・汚い・危険)作業の代表格として若い人から敬遠されがちなため、募集をかけても応募が少なく、バリ取り担当者の高齢化が進行しています。 経済産業省の調査では、製造業の94%以上が人材確保に課題を抱えているとされ、特に地方工場では若年労働者の確保が困難な状況です。このような慢性的な人手不足と高齢化による技術流出が重なり、「このままでは匠の技が消えてしまう」という危機感が業界全体に広がっています。 関連記事:『「人件費+導入コスト」で試算する|バリ取り自動化の投資対効果を解説!』 高い精度が求められるアルミワークの例 アルミ部品の中でも、特に高精度なバリ取りが要求される分野では、わずかなバリの残存が重大な問題を引き起こす可能性があります。 自動車・二輪車部品 エンジンやブレーキなどの重要部品において、微細なバリが組立不良や摩耗の原因となります。 バリが残ったままだと部品同士が正確にはまらずトラブルが発生したり、運転中の振動でバリが剥がれて他部品を傷つけ、摩耗を早める原因となります。 航空機・宇宙機器部品 極めて厳しい品質基準が設けられており、わずかなバリが重大事故につながりかねません。アルミ合金製の航空機部品にバリがあると、隣接部品との干渉や機体の安全性に直接影響を及ぼす可能性があります。 建設機械・産業用ロボット部品においては、油圧機器やロボット可動部でのバリ残留がシール不良やリーク事故を招く恐れがあります。特に油圧バルブの通路にバリがあると密閉不良により油漏れを起こし、装置の機能停止や故障につながる危険性があります。 医療機器・精密機器部品 人体に触れる機器においてバリは絶対に残してはならない要素です。 例えばカテーテルの先端にバリがあれば、感染症や組織損傷のリスクが高まります。また、電子精密機器では微小なバリが回路をショートさせ、機器故障の原因となることもあります。 このように、高精度・高信頼性が要求される分野ほど、バリ取りの徹底が安全性と機能性確保のための重要なステップとなっています。 結論:これらの課題を解決するのが「自動化」 上の課題はいずれも人に依存することから生じる構造的な問題です。抜本的な解決を図るには、人手そのものを介さない方法、つまり“自動化”が必要不可欠となります。 業界でも「バリ取りに関しても手動での実施には限界があるため、なるべく人が介在しない方法を模索していく必要がある」との指摘があり、人手不足が深刻化する中で「これまで人が行っていた作業を自動化することで加工時間や人件費を削減できる」という期待が高まっています。 実際、製造業全体で自動化は様々な工程に広がっており、バリ取りも例外ではありません。「人手不足時代においてはバリ取りのやり方自体を見直すことが求められて」いる現在、自動化を検討しない選択肢はもはや存在しないといえるでしょう。 品質面での個人差、人材面での技術継承困難、そして素材特性による避けがたいバリ発生。これらの課題が構造的である以上、自動化するのが抜本的な解決になるというのが現実的です。 バリ取り自動化で直面する2つの大きな懸念 自動化が唯一の解決策だとしても、多くの企業が導入に踏み切れない理由があります。それは品質面と人材面での2つの大きな懸念です。   懸念① 手作業と同等以上の精度を維持できるか? 従来のロボットは教えた通りの動きしかできず、ワーク毎の微妙な個体差やイレギュラーなバリ形状に柔軟に対応できないという弱点がありました。 そのため「ロボットで完全にバリ取りするのは不可能」と考えられ、実際には「粗取りだけロボット、仕上げは人」という半自動化止まりが一般的でした。 産業用ロボットは決められた動作を繰り返すのは得意ですが、予想外の形状変化には対応できません。バリの大小や材質のばらつきに応じて、その場で力加減を調整するといった芸当は苦手分野でした。 この結果、多くの現場で「ロボットだけでは細部の仕上げ品質に不満が残り、結局人手で最終仕上げしている」という状況が見られました。 特に問題となるのが、ロボットの動きによる典型的なミスである「空振り」(バリの削り残し)と「えぐり」(削りすぎて製品を傷つける)です。 リジッド機構では空振りが、スプリング機構では反発力によるえぐりが起こりがちで、「空振り・えぐりは必ず出てしまうもの」と諦められてきました。このような背景から、「機械では職人のような繊細な調整ができず、仕上がり精度が落ちるのでは」という懸念を抱く企業が多いのが現状です。 ▲リジッド機構の内部 ▲スプリング機構の内部 関連記事:『リジッド機構とは?構造から特徴・課題点を詳しく解説!』 関連記事:『バネ機構ホルダとは?構造から特徴・課題点を詳しく解説!』 懸念② 専門知識を持つオペレーターが必要になるのでは? 産業用ロボットを動かすには、ティーチング(動作のプログラミング)が不可欠です。 しかし、ティーチングは誰でもできるわけではなく、労働安全衛生法で定められた特別教育を受けた担当者のみが実施を許されています。(労働安全衛生規則第36条第31号) さらに、高い仕上がりを得るには動作プログラムの微調整が必要で、この作業にも相応の時間と工数がかかります。中小企業ではこうしたスキルを持つ人材は少なく、実際に「FA化の担当者がいなくて見送った」というケースも少なくありません。 それだけではなく、ロボットを導入した後もプログラムの保守・改善など継続的な対応が必要になります。社内にそれができる人材がいなければ外部に依存することになり、「トラブル対応の遅れ」や「機械への対応人材不足」が設備導入の足かせとなります。 「せっかく自動化しても、使いこなせなければ宝の持ち腐れでは?」という懸念は、まさに多くの企業が抱える共通の不安になっているわけです。   「FINESYSTEMの独自技術」がその懸念を解決します これらの懸念は確かに従来技術では避けがたい課題でしたが、FINESYSTEMの特許技術と包括的なサポート体制により、これらの問題がすべて解決可能になりました。 特許技術「エアフロート機構」で精度不安を完全解消! FINESYSTEMが開発したエアフロート式バリ取り機構は、従来のバネ式フローティング機構を大幅に発展させた独自技術です。 この技術の核心は、圧縮エアで工具の押し当て力(フロート力)を制御し、軸元に特許取得の「複数ボールガイド」を配置することで、刃先がワーク形状にスムーズに追従できる点にあります。 これにより、「ここからここまで削る」という最低限のティーチングをするだけで、まるで熟練工の手首のようななめらかな伸縮・傾動動作が可能となりました。 空振り・えぐりをゼロ化 削り残しも製品削り込みも発生しない高精度バリ取りを実現 一定のフロート力 常に安定した力で加工するため、箇所ごとのスプリング交換が不要に サイクルタイム短縮 ティーチング点数削減により作業効率が大幅向上 労災リスク低減 危険なグラインダー作業から人を完全に解放されます。この特許技術により、従来「不可能」とされていた完全自動化でのバリ取りが現実のものとなっています。 導入から運用まで徹底サポートで人材不安も解消 FINESYSTEMでは、導入からティーチング、アフターサービスまで一括サポートする「一気通貫性」を整えており、企業様に専門人材がいなくても安心して運用できます。 サポート内容: 設計から据付まで ロボットシステムの設計・組立から現地据付、プログラム調整まで専門チームが対応 無償バリ取りトライ 導入前に実際のワークで仕上がり品質や加工サイクルを確認 現場サポート 導入後も必要に応じて現場での操作指導やプログラム修正を支援 一貫提供 ロボット導入からツール選定、加工条件設定、ティーチング作業まですべてを対応 そのため新たな専門技術者を抱える負担をかけることなく、スムーズな自動化移行が可能となります! 費用対効果の向上で投資回収も! FINESYSTEMの自動化ソリューションでの高品質かつ安定した加工により不良や手直しを激減させるため、歩留まり改善による以下のような効果が期待できます。 バリ取り工数の"約83%”を削減:当社バリ取りシステムの導入により、バリ取り作業にかかる作業時間を「24分」から「4分」に削減。 生産ラインの効率改善:前工程に合わせてバリ取りロボット・バリ取りセルのサイクルタイム(生産スピード)を調整し、1人で2台のバリ取りロボットセルを担当できるようになりました。 健康障害リスクを大幅軽減:当社システムでバリ取りを自動化したところ、「腱鞘炎や塵肺症などの症状を訴える社員数が0件になった」という事例も! アルミニウムバリ取りの自動化ならFINESYSTEMにお任せください 本記事でも紹介した通り、当社は「以前導入していたけれど、諦めてしまった…」という企業様の悩みを踏まえて、今日まで研究・開発を行ってきました。そのため、 進化したロボットは気になるけど、また同じ結果にならないか心配… 自社製品のバリ取りを自動化できるのか… といった不安を解消すべく、実際の「お客様の製品・ワーク」を利用した「事前トライ」を承っております。 実際に加工した際の品質はどうか? サイクルタイムをどのぐらい削減できるのか? なども踏まえて解決策をご提案いたしますので、まずはお気軽に事前トライにてご相談くださいませ。

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ダイキャストのバリ取りも自動化!?鋳造製品の「荒加工」に必要なツールを解説

ダイキャストのバリ取りも自動化!?鋳造製品の「荒加工」に必要なツールを解説

製造における「荒加工」とは 荒加工とは、大きいバリをざっくりと取り除き、ワーク形状を整える作業です。 本記事では、バリ取り自動化における第2フェーズ「荒加工」で使用する切削ツールについて詳しく解説していきます。 荒加工には“エンドミル”が主流 荒加工ツールは、切断したワークをある程度整える、いわば切断と仕上げの“中間”を担うツールです。 エンドミルは、湯口切断後のゲート跡の荒削りとして使用します。 基本的にはツールの“側面”で切削するため、広い面でざっくりとバリ取りするのに向いています。対象ワークは金属全般、主にアルミ製品(アルミダイキャスト)、鋳鉄・鋳鋼、ステンレスなど幅広く使用可能です。 特に精密な加工が必要とされるダイキャスト製品の加工については、こちらの記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。 関連記事:『ダイキャスト(ダイカスト)とは|鋳造との違いや製品事例も解説』 「荒加工の自動化」の注意点 ツールは消耗品 まずエンドミルなどの荒加工ツールは「消耗品」です。そのため定期的な交換が必要となります。 また消耗具合もワークの特徴や運用方式によっても異なりますので、交換頻度は運用してみないことには分かりません。 トルク不足による「削り残し」 荒加工で大きなバリを削り取る場合、その分トルクと剛性が必要になります。 いかに切削精度の高いツールを選んだとしても、ホルダから伝わるトルクが弱いと写真のように削り残しが発生してしまいます。 当社製品(AFシリーズ)でいうと、荒加工の場合は「AF40以上」のトルク出力を推奨しています。 当社のホルダラインナップについてはこちらをご覧ください。 関連ページ:『バリ取り自動化について|株式会社FINE SYSTEM』 FINESYSTEMはラインナップを充実!あらゆるバリに対応可能! 本記事でも紹介したように、荒加工はワークによってバリサイズが大きく違うため、ツールを豊富に揃えるだけではバリ取り精度は上がりません。必要なのはワークに合うツールの準備と、それにあわせた「ホルダの選定」です。 FINESYSTEMのバリ取りホルダ「AFシリーズ」は、豊富なホルダラインナップを展開しているため、荒加工はもちろん、鋳造直後の湯口切断から、これまで熟練工の業といわれてきたきめ細かな仕上げバリ取りまでを“ロボットで自動化”できるようになりました。 当社AFシリーズのホルダラインナップ   AF150 AF110 AF40 AF30 AF20 AF10 切断 〇 〇 △ × × × 荒加工 〇 〇 〇 × × × 仕上げ 〇 〇 〇 〇 〇 〇 もちろん導入サポートから、その後のティーチング、万一のトラブル対応まですべてサポート。導入前の「バリ取りトライ」も行っていますので、事前にバリ取り品質をご確認いただけます。 バリ取り自動化を検討しているが、どこに依頼すべきか分からない 自社製品に見合ったクォリティが出せるか、確認してから依頼したい 導入から保守まで全部お任せしたい 上記のような内容でお悩みなら、ぜひ一度お問合せくださいませ! >バリ取りトライのお申し込みはこちらから!

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